胸郭出口症候群について

胸郭出口症候群は、手がしびれたり、腕に力が入りにくくなる神経の疾患です。胸郭出口とは首と胸の間にある神経と血管の通路です。脳から出た神経が、頚椎から肋骨と鎖骨の間を抜け、脇の下を通って腕につながっています。首から脇の下に抜ける際にどこかで神経が圧迫され、症状が出るのが胸郭出口症候群です。

主な圧迫箇所は、首の横にある筋肉の斜角筋（しゃかくきん）、肋骨と鎖骨の間、脇の下などです。

胸郭出口症候群の症状

胸郭出口症候群の主な症状については、腕や手のしびれや痛み、筋力低下がみられます。徐々に症状が出現することが多いです。姿勢によって症状が変動することがあり、例えば、腕を上げ続けたり、逆に腕を垂らしていたりすると症状が出たり、増強することがあります。

胸郭出口症候群と診断された方は、首や肩周囲のこりや痛みを自覚していたり、姿勢不良であったりする場合が多いです。

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胸郭出口症候群は、斜角筋などの異常緊張、姿勢不良による胸郭出口の狭小化が原因です。そのため斜角筋を緩めたり姿勢を改善することで、胸郭出口症候群に伴う症状を改善できる可能性があります。

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