渋谷区広尾 広尾FIELD鍼灸整骨院
院長の戸塚です。
今回は、下肢の痺れについて。
・足先が痺れる
・臀部からもも裏、ふくらはぎにかけて痺れる
・ももの外側が痺れる
など、さまざまな痺れを訴える患者さんがいらっしゃいますが、いったい何が原因なのでしょうか?
上記のような訴えな場合、病院で「坐骨神経痛」と言われたとか、病院に行ってなくてもご本人が「坐骨神経痛」と思っている方が多いです。
ですが、「坐骨神経痛」は診断名ではありません。(以前のブログでも書きましたが)
「坐骨神経痛」の原因として「椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」があります。
しかし、ここでお伝えしたいのは、そんなことではなく、なぜ痺れを感じるのか?なのです。
「神経が圧迫されているから」
とか
「神経が触れているから」
と理解している方が多いと思います。
これが、そもそも間違いなのです。
かくいう私も10数年前まで、神経圧迫が痺れの原因だと勘違いしていました。
なぜなら、授業でそう教わったし、教科書にもそう書いてあるからです。
しかし、臨床経験を積んでいき、いろいろなセミナーに出たりして学んだことは、「痺れは神経圧迫により引き起こされるのではない」ということです。
神経はそもそも圧迫に強いですし、神経は電気信号を伝えるのが役割なので、神経自体は痺れや痛みを感じないのです。
では、なぜ痺れを感じるのでしょうか?
正座をイメージしてみてください。
正座を長時間していると脚が痺れてきますよね。
なぜ正座を長時間すると脚が痺れるのでしょうか?
そう、血管の圧迫による血流遮断が痺れの原因なのです。
痺れの原因は、神経圧迫ではなく血流障害が原因なのです。
痺れを取るには何をすべきかが明確になってくると思います。
最後までお読み頂きありがとうございます😊