渋谷区広尾
広尾FIELD鍼灸整骨院
院長の戸塚です。
今回は、肩凝りと涙の関係について。
映画などを観て泣いた後、なぜかスッキリしたことはありませんか?
このとき、あなたの肩凝りは楽になっているはずです。
泣くことは、ストレスホルモンを体外に排出するデトックス効果があり、身体的・精神的な緊張を和らげる働きをします。
泣いたあとになぜか気持ちがスッキリしたと感じるのはこのためです。
涙を流すとなぜ肩凝りが楽になるかというと、それは副交感神経が優位になるからです。
副交感神経は「休息の神経」とも呼ばれ、副交感神経が活性化すると血管を広げ脳の血流がよくなるため、身体がリラックスした状態になります。
通常は交感神経と副交感神経のバランスが反転するのに10分以上かかりますが、泣いた時は10数秒で反転するという研究結果もあります。
涙を流すことで、副交感神経が働いて一瞬にしてリラックスできる効果があるのです。
その効果は、感情的な涙を1回流すことで1週間持続するともいわれています。
更に、何かに感動したときの涙は、別名幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」を分泌します。
「オキシトシン」は、脳の疲れを癒して心を安定させます。
また、涙のなかには、苦痛を和らげる「エンドルフィン」というホルモンも含まれています。
この「エンドルフィン」は、脳内麻薬とも呼ばれ幸福感をもたらし、モルヒネより大きい鎮痛・鎮静作用があるといわれています。
あまりにも痛いときに涙を流すということは、人体の仕組みとしても理にかなっているといえます。
ドラマでも、映画でも、スポーツでも構いません。
感動の涙を流しましょう!
そうすれば、あなたの辛い肩凝りは少しは楽になるはずです。
最後までお読み頂きありがとうございます。